2023年9月28日(木)18:30~
南部町保健福祉センターぼたんの里にて
「南部地区児童クラブ 統合・移転に関する意見交換会」
が開催されました。
児童クラブとは、いわゆる「学童」のことです。
以前の記事でも、施設の老朽化や施設までの危険な道路状況
などについて問題視していた施設です。
↓過去の記事
今夏は猛暑が続き、既存のクーラーと増設した冷風機を使っても
施設内が30℃越えという過酷な環境に
子どもたちを置いてしまったため、
本格的な議論が進んだという形です。
意見交換会は、児童クラブへ登録のある児童の
保護者あてに郵送されましたが…
子育て中の家庭は夕食時がいそがしい(ノД`)
それでも、約10名の保護者と、同伴の子ども数名が
意見交換会に参加しました。
(できることなら、学校行事に付随して開催してもらえば
さらに多くの保護者の意見をきくことができたでしょう。)
冷暖房の効く施設として提示された
「南部町保健福祉センターぼたんの里」
令和4年9月までは高齢者デイサービス施設として
物件が貸し出されていたのですが
事業の撤退により1年間施設が空いている状態でした。
空調は申し分ないです。
しかし…
学童として備えるべき設備である
外遊びできる場所がない
ことと
学校からバスでの移動となる
ことが決定的に良くないです(T_T)
特別支援学校教員として
子どもの発達によりそってきた私としては
子どもの「あそび」を保証しないことは
「”こどもまんなか社会”とは程遠い!!」と強く主張します。
意見交換会に参加した保護者は
皆さん「小学校の敷地内に新設を望む」という意見で
一致していました。
それが伝えたくて、夕方の時間に集まったのです。
しかし、新設となると協議、場所の選定、設計、建設と
どんなにはやくても2年はかかるでしょう、とのこと。
当然そうなると思います。
行政からは
「(どんな形になるかはわからないが)
それまでの”時限措置”としてぼたんの里を
使うことについてはどうか」
という意見聴取がありました。
保護者からは
「今の、クーラーが足りていない状況よりは
”まし”にはなると思います。」
という意見が出て、他の保護者も同意見でした。
今日でた貴重な意見が、今後の議論に
前向きに反映されることを願います。
余談ですが、私としては新設をさらに踏み込んで
「学校施設」としての新設を望んでいます。
なぜなら、当該小学校は教室数が足りず
音楽準備室を特別支援教室に充てているからです。
準備室の狭小な場所に、
机が所狭しと並べられているのを見て
大変なショックを受けました。
今後も、特別な支援が必要とする児童の数は
増えることはあっても減ることはないでしょう。
昼間は学校の教室として活用し、
放課後は児童クラブとして活用する。
そのような柔軟性の高い施設で
子どもの外遊びと道路を横断しない安全性の
両立を、ぜひ実現してほしいと
訴えていきたいと思います(^^)/