2022年10月30日(日)、研修講師全うしました(;^_^A
発表途中、義父が事務所に乱入(?)するハプニングもありましたが
空気を察して出て行ってくれたので事なきを得ました。
写真上:オンライン中の写真。同講師の神田さんより撮影の声掛けいただき、私も便乗してブログ掲載の許可をもらいました
写真下:研修中に八戸の「母子生活支援施設」のご紹介いただき、早速施設訪問させていただきました。
まずは、研修会の感想です。
30日の研修では「これまでの政治活動」「関心ある福祉分野」
について発表があり
自分の考えをまとめる良い機会になりました。
また、社会福祉士会員の方々が日ごろから
「社会福祉士をもっと認知してほしい…」
と感じていることも話題になりました。
私も、「社会福祉士です」と名乗ってはいるものの
「何をしてるの?」
という疑問が相手の顔に浮かんでいるような、気がします。
これは資格の種類が「業務独占」ではなく
「名称独占」であることにも起因していると思います。
この点は介護福祉士の資格とも重なる所があります。
「どうやったら社会福祉士の専門性が向上するか?」を
研修後を通して考えました。
現在は社会福祉士の配置義務は
地域包括支援センターや保健所等に限られてます。
しかし、一番得意とする「総合相談」は、
実は専門機関より地域の中に転がっているものです。
住民に一番身近な「民生委員」に、
社会福祉士ができるだけ起用されるようになれば
適切な相談窓口につないだり、
本人のプライバシーを守りながら見守りを続けたり
できるのではないかと考えました。
そして、母子生活支援施設の訪問!
2022年11月15日、八戸市内にある母子生活支援施設の
見学に行ってきました。
施設長様、寮長様、丁寧な説明ありがとうございました。
母子生活支援施設とは、
DV等で住居を失った母子に対し一時的に
住居を提供し、自立につなげるための施設です。
一番驚いたことは、青森県内で2か所40世帯分しか
整備されていないということ!
それで足りるのか…!?
近年、弘前にも合った施設が老朽化のため廃止になったとか。
見学した八戸の施設も築50年と聞きましたが
お風呂など部分的にリフォームされて大事に使われていました。
そして、次に驚いたのは入居される方の平均年齢です。
以前は20代の入居が多かったそうですが
現在は平均が30代中ごろ、最年長は50台の方もいらっしゃるとのこと。
雇用の不安定さ、収入の脆弱さが長期に渡っていることを
痛感しました。
「制度について、もどかしさを感じることは?」
と聞くと、
「一番困るのは、保険証がないことです」
とのこと。
着の身着のままで家を出たため、保険証を持っていない方もいる。
そうすると、ただでさえ現金がないのに10割負担しなくてはいけない。
子どもが風邪をひいても、コロナの疑いがあっても、
受診をあきらめる ⇒ 体調悪く、働けない ⇒ 収入減
の悪循環に陥ってしまうそうです。
今普及が急がれているマイナンバーカードは
この問題の解決につながるのか…
引き続き勉強していきたいと思います。
これからも現場に情報提供いただきながら
当事者の声を届けていきたいと思います。