2024年10月7日(月)~9日(水)の日程で、三戸地区環境整備事務組合の視察研修のため石川県・福井県に来ています。
目的は、「積雪地帯における屋内型最終処分場」と「廃棄物中継施設」の視察です。
三戸地区環境整備事務組合とは、南部町(福地地区を除く)・三戸町・田子町が共同で行っている事業について事務を行う機関です。
担当する事務は3種あり、「ごみ処理・最終処分場施設」「葬祭場施設」「し尿処理施設」です。
それらの施設の中で、現在課題としてあがっているのは
★現在の不燃物埋立最終処分場が、もう少しでいっぱいになってしまう‼
ということです。
現在は田子町内にある「管理型最終処分場」を使用しています。
ごみ処理はもっとも生活に密着した問題の一つですが、正直その仕組みや施設の場所などは三戸環境事務組合の議員になってから知りました…( ゚Д゚)お恥ずかしい。
かつて大学時代の「地理学」で見学した最終処分場は「夢の島」に象徴される海岸の埋め立て地帯でした。
見渡す限りのごみの山に、強い衝撃を受けたことを覚えています。
「簡単に買う、捨てる先にあるものがこの現実か…」
それまでも割と分別は行っていましたが、リサイクルの重要性をますます意識し、実家の台所に倣ってペットボトルや食品トレーを「洗って乾かして集積所に出す」ということが体に染みつきました。
しかし・・・
青森に移住したら、「分別をほとんどしない」衝撃!!!
(すみません、特定の誰かではありませんので悪しからず)
そして、自分がせっせとリサイクルすることに何だか虚しさまで感じてくる始末。。いかん、いかんぞ、このままでは。
視察した最終処分場は屋根付きの「遮断型最終処分場」で、
・雨水等の自然の影響をほとんど受けない
・焼却灰は埋め立てず、有機物がほとんどない
ために、人工的な散水と水のろ過設備は非常にコンパクトなものでした。
最終処分場と言えば、人目につかない所では?と勝手に思っていたのですが、クリーンセンターに併設されていても何の違和感もない、悪臭もない様子に驚きました。
全国的にも、この方法での最終処分が多くなっているとのことでした。
ごみ処理施設に関する検討は、各町の町長が中心となって進められます。
R6年、7年の計画は用地の選定です。
議会に提示される資料を、紙の上でみるだけでなく住民目線での議論ができるよう勉強していきたいと思います。